2010年07月25日
大鰐物語 ~叔父と山に入る~

【イベント告知】8/4(水)「大鰐食堂」開店します。
祖母のご飯を食べた後、さっそく叔父のノリが山に連れて行ってくれることになった。
「かっこいいっぺさ」と自慢するのは、山に入る人はみな自分で手作りしているという、山菜を入れる袋。小さくては採った山菜が入りきらず、大きすぎても藪に引っかかって進むのに難儀する。重くても肩に食い込まないように。落ちてはダメだけれど、通気性は確保して。そんな風にみんな工夫してなじませた袋を持っていくようだ。

さてこちら、カメラマン花渕と伊藤っちのふたり。飛行機に遅れたのは伊藤っちひとりなんだけれど、朝3時頃まで花渕さんも一緒に、しこたまビールを飲んでいたらしい。
ここまでの道すがら、「だりー」「気持ちわりー」を連発。それがどうした事か、ぽかぽか陽気の中、トラックの荷台に乗って山に向かえると、まさかウキウキしちゃったのでしょうか? 思わず笑みがこぼれます。

しかし、山を舐めたらあきません。山に着く頃にはアバンギャルドなけもの道にやられて気持ち悪さがぶり返しちゃってる方、約1名。あまりのデコボコに最早メーターを振り切ったのか、すこぶる愉快になっちゃった方、約1名。

そんなふたりと、山に入りました。これは入って1分くらいのところなんだけれど、すでにすごい急斜面。わたしは自分だけだけど、ふたりは重い機材を下げての移動だから大変。

そのうえノリは山に入ると途端に生き生きして、俊敏に動き始める。というより山の中でダラダラ歩いていると疲れちゃって、サッサッと足運びをした方が楽なのだ。
と自分でもやってみれば分かるのだけれど、頭で分かってはいても、普段東京に住んでいて何の山歩きもしていない人間が急に行ってできるものではない。すぐに息が上がるうえ、足場が不安定で何度も転びそうになってしまう。そうすると無駄な動きが多くなり、体力を消耗する。山では自力で下山するための体力を温存することがとても大切なのに、私たちは目に見えて疲れていく。
それに比べ、ノリの嬉しそうなこと!

でも「ほれ、ミズだっきゃ」と示されて足元を見てみると、なるほど、ミズがすっくと伸びている。山奥の沢添いに生える赤ミズ。根元がぷっくり膨らんでいて色っぽい!クセがなく瑞々しくて、しゃきしゃきした歯ごたえが大人気のミズ。こんな風に生えているんですね。

わらびもウブ毛がきれいだな~。
茎を触ってみるとビニョ~ン、ビニョ~ンと弾み、しなやかなのが分かる。上から握りこぶし3つ分くらいのところを目安に手折るのだけれど、触ってみれば大体どこまでがやわらかいのか感じるので、そこでポキッと行く。大きく立派に成長していても、茎がやわらかくなければ美味しくないので採らないのが鉄則。

これは何という実だったっけ。くわの実かな? 7月下旬から8月にかけて黒い色になってくると美味しいと言っていたような。

そうこうしてるうちに、ウドの群生に入って草丈はぐんぐん高くなり・・・。

山の傾斜も徐々に急になり・・・。

最後には、ヘタる私たち(笑)
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